Kasuya Associatesについて

ターンアラウンドマネージャーによる実行支援
事業再生支援、業務改善支援、財務部門の再生支援をターンアラウンドマネージャーとして実行支援という形で社内に入り経営者、社員と一緒に行います。
長年、中堅企業の管理部門において様々な現場実務や経営に携わった経験を持ち、現場を知るものとして、管理部門に特化し、金融目線と事業目線の両軸で問題解決を行います。

ターンアラウンドマネージャーとは
 ◆企業の改革を行い、再生支援を行う
経営破綻した企業、あるいは経営破綻しかけている企業を再生するために登用され企業の再建を行う者です。ターンアラウンドマネージャーはCOO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)として、財務、組織、事業とあらゆる観点から企業の改革を行い、社員の志気を維持高揚させ、新たな成長戦略を立案し軌道に乗せ、企業の再生を支援します。

◆財務にとどまらず経営全体を再構築する
ターンアラウンドマネージャーは財務に強いことはもちろん、従来のしがらみに囚われずに新戦略を描いて軌道に乗せるためあらゆる手段をこうじます。
これに対し、従前の事業再生は債権放棄や資産売却など財務的な処置にとどまるケースが大半でした。
しかし、財務的な処置だけでは企業が再生しきれないケースが多くなっています。経済成長率が低い状況に対応し、新たな成長戦略や組織体制まで作り直さないと成長力を取り戻せないからです。
マネジャー層の全面的な入れ替えや評価制度の刷新といった組織改革はもちろん、時には取引先の絞り込みと取引条件の見直しなどより大胆な施策の実行リーダーが求められます。
ターンアラウンドマネジャーが直面する課題の代表的なものはプロパー社員からの信頼獲得です。
「この会社にいても自分の将来像が描けない」「あの人はうちの事業を分かってない」という不安や不信感を晴らせるだけのコミュニケーション力や、早期から成果を出していける改革実行力が求められます。

中小企業を取り巻く事業環境
事業環境は、一時的な波はあるものの企業環境を取り巻くめまぐるしい変化に対応ができず、打開するにも求人難で有能な人材確保が困難な状況にあります。
社員の高齢化が進みモティベーション低下も目立ち、経営資源の劣化が進んでいます。
財務面では過剰債務に苦しみ、さらにキッシュフローの悪化から、もはやこれまでの対処療法では立ち行かない危機的な状況にあります。
金融機関にとっても、結論の先送りをいつまでも続けるわけにはいかず、また抜本的解決の担い手不足も状況をより厳しくしています。
それでも依然として金融機関と企業経営者の現状認識のズレは大きく、目指すべき方向の不一致は顕著で、中々ベクトルが同じになりません。

双方で異なる問題意識をどうするか

金融機関から見る問題点

  •  貸借対照表・損益計算書・キャシュフロー計算書など基本的諸表が信頼出来るレベルにない。
  •  取引先が現状を十分認識していない。
  •  自社で事業計画や改善計画が策定できない。
  •  過去の指摘に対する改善事項が実現せず、将来も実効性に乏しい。
  •  現状の会社組織やマネジメント体制に不安を感じている。
  •  正しい経営判断がなされておらず事業の継続性に不安がある。

経営者が感じる自社の問題点

  •  経営上の悩みや事業継承について相談できる相手がいない。
  •  運営の効率化や組織改革、社員教育など具体的なアプローチがわからない。
  •  経営戦略や財務戦略の策定、マネジメントを任せられる人材が社内にいない。
  •  金融機関に提出する資料作成や対応を自社でできない。
  •  いろいろやっているが社長だけではもはや手詰まりである。

金融機関と経営者の認識のズレを修正し、お互いが求める問題点を解決するため、企業が直面する経営課題や潜在的な問題を調査・分析し、経営計画の策定から実行まで支援いたします。
再建計画の策定と実行は金融機関と経営者の合意を元に企業の実態にあったサポート行うことで自立再建支援を行っています。
顧客の会社に入り経営者、社員と一緒に経営課題を解決する中で再建を行うため、企業にノウハウが蓄積され、自立再建ができる企業体質に変わります。